こんばんは^^

 珈琲カップの第3話、最終回です。

コーヒーカップとティーカップを分けたのは例によって

イギリスです。

紅茶は、熱い湯で淹れる為に、早く冷めるように、カップの

縁を広げたデザインになっていきました。

紅茶は、POT&カップというスタイルなので、

基本の形や容量は変化せず、デザインのみが

豪華でアフタヌーンティーにふさわしい

優雅なカップへと進化していきました。

一方、コーヒーの場合は、POTは付きません

ので、カップの容量自体がいろんなタイプに・・・。

 マグカップやデミタスなどの用途に分けられた

デザインに進化していきました。



 余談ですが、ナポレオンの大陸封鎖に対抗して、イギリスは、

海上封鎖を行なった為に、コーヒーがヨーロッパに入りにくくなり、

イタリアのカフェグレコがデミタスカップを使用して、コーヒーを

半分量で提供を始めた事が、ヨーロッパ各地に広まり、イタリアでも

その時のスタイルが現在のエスプレッソに継承されてるそうです。


 
で、話しを元に戻して・・・。

イギリスでのコーヒーを飲む時のテーブルウェアーで、

取っ手の向きが左だったのが、ヨーロッパでの主流となり、

日本でもそのスタイルがそのまま引き継がれた格好です。


 当時、コーヒーには、必ずと言って良いくらい砂糖を入れたんですが

砂糖の質が悪く、溶けにくい為に、左手でカップを押さえて、ひたすら

スプーンでかき混ぜて、砂糖を溶かす為にこんなスタイルになったん

だそうです・・・。

ちなみに珈琲をミルで挽く時の挽き目って、グラニュー糖の粒度

を基準に荒目とか細目とかって決めてます。。

たぶんコーヒーとシュガーの関係からそうなってるのかと思われ

ます・・・。たぶん。。

話しが、あっちこっちに脱線しますが・・・。

非常にオイラらしい話の展開です。。。

で、軌道修正!


 只、日本と違って西欧では、スプーンはカップの

向こう側に置くそうですが・・。

  2番目の写真のように。


IMG_5315

IMG_5320


もう一つのコーヒーカップとスプーンの位置関係・・・。

アメリカンスタイルについて。



 ボストン茶会事件以降、イギリス人のくせに紅茶を飲

まなくなったアメリカ人は、紅茶の代わりにコーヒーを飲むように

なりました。

歴史では習いませんが、紅茶以外にも、砂糖に

対しても高い税金が掛けられてたので、紅茶と一緒に、実は、

砂糖もボイコットしてました。

 でも、コーヒーは、砂糖が無いと苦くて飲めません!

そこで、薄めに淹れた珈琲を飲みはじめたのが、

アメリカンコーヒーの始まりです。

 大型のカップを使いだしたのは、第2次世界大戦以降ですが・・

その話は、また今度するとして・・・。

いいえ、是非させてください!!^^


で、砂糖を混ぜる必要の無かったアメリカでは、下画像のような

 コーヒースプーンとカップの配置になりました。

 要は、そのまま右手カップを持ってすぐに飲めるスタイルです。

IMG_5314

 
 カップの図柄って言うのは、右に取っ手を持ってきたときに

一番きれいな模様が見えるように作られてますので、一番

自然なコーヒーの出し方ってアメリカ式がいいのかも・・・。


 でちなみに、イタリアでは、こんな感じでコーヒーが出てくる

所が多いです。。。

IMG_5317


 コーヒーの飲み方や提供の仕方は国によっていろんな

マナーや文化があるんですねぇ~^^



+++ 珈琲の時間 +++  


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